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紙の目って知ってますか?


紙にも「目」があるのはご存じですか?

普段あまり意識しないかもしれませんが、紙には「目(繊維の流れ)」があります。これは紙を作るときの繊維の向きのことで、見た目では分かりませんが、実はとても大切なんです。

紙の目は、印刷物の仕上がりや使い勝手に大きく影響します!

たとえば、こんな場面で紙の目が活きています。
冊子作成→ ページをめくる方向と紙の目が揃っていると、開きやすくなります。
リーフレットの折り加工→ 紙の目に沿って折ると、折り目が割れにくく、きれいな仕上がりに。
オンデマンド印刷(少部数向けの印刷)→ 厚手の紙では、目の方向によっては印刷機をうまく通らず、トラブルになることも…。

紙は通常、「菊判(636×939mm)」や「四六判(788×1091mm)」といった大きなサイズで仕入れます。それを印刷面付けしたあと、仕上がりサイズに断裁していきます。
このため、私たち印刷会社は面付け時に紙の目が縦目か横目かを見極めて、最適な用紙を選ぶようにしています。

ちょっとした実験もできます!
身近な紙で紙の目を調べたいときは、「手で裂いて」みるのが簡単です。
①紙の目に沿って裂くと… → 比較的まっすぐに裂けます。
②紙の目に逆らって裂くと… → 裂け目が曲がったり、ガタガタになります。

紙の目と平行方向(順目)だと
比較的まっすぐに裂けます。
折り目が割れにくい。

紙の目と垂直方向(逆目)だと
裂け目が曲がって破りにくい。
折り目がガタガタに割れやすい。

不要な紙があれば、ぜひ一度試してみてくださいね!


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