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「黒」には2種類あるって本当?


皆さんは、家のプリンターでチラシや写真を印刷した時に、 「画面で見たときは真っ黒だったのに、印刷するとなんかグレーっぽい…?」
と思ったことはありませんか?

実は、印刷の世界には「2種類の黒」が存在することをご存知でしょうか。

私たちプロの印刷屋は、作るものによってこの「2つの黒」を厳密に使い分けています。 今回は、意外と奥が深い「黒色」のお話です。

「ただの黒」と「リッチな黒」

印刷で使うインクは、基本的に「シアン(青)・マゼンタ(赤)・イエロー(黄)・ブラック(黒)」の4色です。 この4色の混ぜ方で、黒は2種類に分かれます。

① スミベタ(K100%)

ブラック1色だけで表現する黒。

特徴: 文字がくっきりシャープに見える。

弱点: 広い面積を塗ると、紙の白さが透けてしまい、少し薄い黒(グレー寄り)に見えてしまう。

② リッチブラック

ブラックに加えて、シアン、マゼンダ、イエローのインクも混ぜ合わせ、バランス良い割合で印刷した黒。

特徴: 深みのある、ツヤッとした「漆黒(しっこく)」になる。

弱点: 細かい文字に使うと、色がにじんで見えにくい。

どう使い分けているの?

リッチブラックは複数のインクを重ねて印刷するため、紙がコンマ数ミリでもズレると、文字のフチから色がはみ出してしまい、文字がボヤけて読みにくくなってしまうリスクがあります。

そのため、私たちプロは、

文章(小さい文字) は、読みやすさ重視で「スミベタ」

背景やタイトル(目立たせたい部分) は、
迫力を出すために「リッチブラック」

というふうに、1枚のチラシの中で、場所によって「黒」を使い分けています。

やってはいけない「最強の黒」

ここで一つ、とても重要な落とし穴があります。

「リッチブラックが濃くて良いなら、全部のインクを100%で混ぜれば、最強の黒になるのでは?」 (シアン100%+マゼンタ100%+イエロー100%+ブラック100% = 合計400%!)

と思われたかもしれません。

しかし、これは印刷では絶対にNGなんです。

インクの量が多すぎると、紙がインクを吸収しきれず、ビショビショの状態になってしまいます。いつまで経っても乾かないため、印刷した紙を重ねた時に、上の紙の裏側にインクがべったり移って汚れてしまうのです(これを「裏移り」と言います)。

「出来る人」と思われる魔法の質問

そのため、印刷会社によって「インクの合計濃度(総インキ量)は○○%以下にしてください」という決まりが必ずあります。(一般的には250%〜300%くらいが目安です)

もし、ご自身でデータを作って入稿される際に、 「そちらの推奨濃度は何%ですか?」 と事前に確認していただけたら、私たち印刷会社の人間は、 「おっ、このお客様は 印刷のことをよく分かっているな」 と、一目置くこと間違いなしです。

パッと見は同じでも…

一見すると同じ「黒」に見えても、プロの印刷物がきれいに見えるのは、こうした目に見えない微調整を行っているからなんです。

もしお手元にチラシやパンフレットがあれば、ルーペで黒い部分を覗いてみてください。 「ここは1色だ!」「ここは色が混ざってる!」という発見があるかもしれませんよ。

印刷のことで「もっときれいに仕上げたい!」というご相談があれば、ぜひオダ精巧社印刷にお任せください。 こだわりの「黒」で仕上げます!




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